1. |
まだある
03:20
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頭の中にはなんとなく答えが
まじめにただ思ったんだどうせいつか死ぬ
週末レコードを一日廻せば
子どもの瞳に戻って繋いでる気持ち
用もない理由もないよお天気も煮え切らない
抱きしめたい君なんてここにはいない
今日もない昨日もないよ明後日も物足りない
好きなだけ彷徨って探し続けたい
お金が足りないか
手軽で便利じゃ寿命も縮むさ
不思議だロマンなんてめんどくさいほどいい
週末レコードを端から磨けば
そのまま夜になってめくれてく日にち
脳がない知ろうとしないとわかってもおぼつかない
ぶつかりそうになったって避けられない
今日もない昨日もないよ興味ない何にもない
気持ちだけが残って他のものはない
それほど好きなもの
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2. |
自然体
04:02
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自然体派手なシャツを脱いだ
プリン体残さず飲み干した
路側帯飛ばすぜもうちょっと
怒られたらすぐやめるよ
湿っぽい物語に酔った
くすぐったい太鼓持ちをもっと
嘘っぽいお世辞は頬張った
咎めればすぐ吐き出すよ
何回だって行けるような
気持ち良いことだけで生きれたら
後悔無いし寝るだけさ
目覚めれば誰ひとりいない
自然体きみの前じゃどうか
野暮ったい言葉だけが僕だ
うざったい何時の間にこうなった
気づかぬフリで何を見る
「生涯ずっときみだけを」
おとぎ話みたいな世界で
10年経って笑えるか
やましい不自然をこじらせた僕らは
何回だって行けるような
気持ち良い時ばかり過ごせたら
後悔無いし寝るだけさ
目覚めれば誰ひとりいない
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3. |
ゼロフリー
02:36
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のどかな街外れの
土地に建った家に住む
ダラダラ満たされても
何もないからここを出る
地図を持った人たちが
どこかちょっと羨ましいけど
雲みたいに掴めない
ねじれる状況に飲み込まれてく
ビルから飛び降りたり
クビになってもしたくない
僕はもう間違えたり
気が狂っても止まれない
ゼロはもっと自由だし
ゼロはもっとえげつなそうだよ
地図をちょっと破いたら
異なるレイヤーで幸せになる
幸せになれるよ
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4. |
ただのふつう
05:33
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目が覚めて 窓を開け 僕はここにいていいのかな
ご飯食べて すぐに寝る 慣れた当たり前をこぼして
壊れた夜に 早くすぐに
僕は僕で きみのまんまで
やれることがないのか探す
嘆くよりただのふつう
便利なの我慢して夜を乗り越える今日からは
嫌だったこと 間違ったこと 全部忘れる癖直して
誰のせいで今日の風景
地図は裂けてきみはすっかり
同じ街を見る目が変わる
怖いのが今はふつう
壊れた夜もいつか朝に
錆びた雨に慣れた頃に
誰も彼も夜空を見上げて
春を待つね 花は咲くかな
僕は僕で きみのまんまで
生き続けるからには笑う
嘆くよりただのふつう
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5. |
残り火
05:14
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答えは言えないね できれば忘れたい
まだ散ってない はじまってない 悪い予感が離れなくて
黙ると投げかけて 喋ると打ち返す
あああったかい くるまってたい 下手に触ったら溶けるのに
ほんのちょっとじゃバレないよ 基本のジャッジがゆるゆる
「期待しない」甘いフレーズにしびれてもギリギリで逃げたつもり
例えばこの夜が死ぬまで続いても
ただなんとなく 完成しない 弱く赤い火が残るだけ
疲れて眠たくて寒くてやる気ない
でもめんどくさい 一番怖い ひとりでみんなが避ける道
ほんとだったら悪いこときっと僕らは特別
普通じゃないぬるい温度に慣れるほど気を遣うみたい
ほんのちょっとじゃバレないよ ずっといつかの夢にならないまま
黒い毛布で隠してもざわついて妙な気持ち
だんだん夜から遠ざかっていく
全然僕らは上手だったはず
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6. |
おおきなこども
02:24
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ふるさとを離れずに イヤじゃない程度に働こう
好きなもの食べて
古い唄その中に できれば今夜も逃げ込みたい
夢だけを見せて
ああ言葉だけじゃ満たせる気がしないんだ
暗闇切り裂くようなメロディ光って
好きな人 友達も 会えなくなっても変われない
中身を残して
見たくない 都合悪いぜ 怠けてる分だけ痛々しい
死ぬまでひとりで
もう大人になろう間違いを認めるんだ
暗いだけじゃわからない
光だけじゃ気づかない
二つの目を逸らさない
夢とダメなロマン捨てないでね
持って行こう
もっと向こう
どんなときも
死にそうな日でも
ふたりでいても
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7. |
おばけよりこわい
03:47
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夜 隣で まだ起きてる
でも応えてはくれない
イヤな気まずさ 打破したくて
ただふざけても釣れない
きみは目に見えて俺の手に触れる
それだけですべて答えがわかるんだ
おばけよりこわい
よくはしゃいで よく食べてる
目に余るほどかわいい
夜 隣で もう萎えてる
なぜ?答えてはくれない
俺は目を閉じて君の手を探す
ここにあるすべてわかったフリだった
おばけよりこわい
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8. |
たまげる
03:40
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どこかに隠れてる どこかに潜む
朝から探してるけど そろそろ日が暮れる頃
疲れてぼんやり飛ぶ魂
いつかは離れてく 頭ではわかる
今でもやりきれないが ダラダラしてられないや
走るのやめたらぬけがらだ
調子さえよけりゃなんだってやれるんだ
帳尻合わすなんて早い 苦い 若いのに
標識はないがどこだって行けるんだ
もうじき明日になっても暗い 狭い 眠いまま
僕ら笑ったんだ
なにもできないな
行こう明日へ
見たいと言って
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9. |
寝ても覚めても
03:40
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寝ても覚めても疲れない
腹空かしてくたばらない
無駄遣いで怒られない
そんな想像くらいは
まともなのに普通じゃない
刺し違えても勘違いなのに
トゲは相当深く根っこまで
取り除いてもまだ刺さっている
致命傷だよ多分ね 処方箋なら出ないぜ
みんななぜか含み笑い 血は流れ続けてる
寝ても覚めてもわからない
腹空かして死に切れない
無駄遣いが止まらない
そんな本当ばかりだ
まともなのに普通じゃない
刺されてもまだ信じないなぜに?
これは多分異常じゃない
目を逸らしても勘違いじゃない
夢が覚めて時間切れ
寝ても覚めても外は真っ暗だ
闇は相当長くしっぽまで
切り刻んでもまだ続いている
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